究極の傍観者

歴史、文学、宗教など人文科学系情報を中心にしようとは思っていますが、それ以外のことも書きます。人間のすることはみんなどっかでつながっていますから。記事内容に関するコメントやトラックバックはご自由にどうぞ。

仏教

アパーヤージャハは破悪趣菩薩

ふとあの「青山元弁護士」のことが気になって調べてみた。ホーリーネームがアパーヤージャハだとはすぐわかる。が、「アパーヤージャハ」とは? 今でも元気な上祐さんのホーリーネームは「マイトレーヤ」で弥勒菩薩なのは有名だが、「アパーヤージャハ」でいくら検索してもどんな仏(あるいは神)を指しているのかがわからない。ウィキのコピペが多すぎる・・・

仕方がないので、「アパーヤージャハ」をそのままローマ字にして、”apayajaha”で検索したらわかった。破悪趣菩薩(滅悪趣菩薩)のことらしい。地獄、餓鬼、畜生道から救い出してくれるそうなので地蔵菩薩に近いようだ。地蔵菩薩といえば土谷正実死刑囚(クシティガルバ)・・・

とりあえず破悪趣菩薩だとわかったので、手元にある本だとどうかなと思い、





の二冊を調べてみたが記述が見当たらない。もう少しまともな本買うべきなのかも・・・・

十住心論雑感

Wikipedia より抜粋。「秘密曼荼羅十住心論」により詳しい解説がある。

1.異生羝羊心 - 煩悩にまみれた心
2.愚童持斎心 - 道徳の目覚め・儒教的境地
3.嬰童無畏心 - 超俗志向・インド哲学、老荘思想の境地
4.唯蘊無我心 - 小乗仏教のうち声聞の境地
5.抜業因種心 - 小乗仏教のうち縁覚の境地
6.他縁大乗心 - 大乗仏教のうち唯識・法相宗の境地
7.覚心不生心 - 大乗仏教のうち中観・三論宗の境地
8.一道無為心 - 大乗仏教のうち天台宗の境地
9.極無自性心 - 大乗仏教のうち華厳宗の境地
10.秘密荘厳心 - 真言密教の境地

このうち、8〜10の順番には異論があるのだろうが(日蓮のように法華経が一番の人にとっては許せない順番だ)、1〜7までの順位は日本の大乗仏教界で共通なんじゃないだろうか? 専門家じゃないのであてずっぽうだけど・・・

本題開始。キリスト教でも新興宗教でも、いわゆる「宗教界」の人たちは、この十段階中の「2」や「3」のレベルの話しかしてないような気がする。キリスト教は本来もうちょっと上のレベルのことを志向していそうだが、普通の信者の行動や思考の基準は「レベル2〜3」だ。もちろん日本の伝統仏教界の僧侶だってほとんどは「レベル2〜3」のことしか言わないので、決して「日本仏教」>「キリスト教」と言いたいわけではない。

「レベル2」はいわゆる道徳の話だ。「人を殺してはいけない」とか「生き物を大切に」とか「酒を飲んではいけない」などというのは本来当たり前のことである。普通に頭を使えば誰でも理解できるはず。ただし、道徳を本当の意味で守ることは実はむずかしい。

酒なんかはやめればいいだけの話だが、「他人や他の生物の命を縮めずに」生きていくことは不可能だ。肉食すれば動物を殺している。みんなが菜食主義者になれば世の中はさらに不況になるだろう。受験戦争や就職戦争で勝ったとしたら、それは誰かが負けていることを意味している。その負けた人は自殺しているかもしれない。とにかく人は生きている限り他人や他の生物を傷つけざるをえないのだ。

だからこれに気づいてしまった人は気が狂うか、自殺するか、「宗教」にすがるしかない。これが「レベル3」の境地だ。もっとも最近はこんな単純なことに気がつかない馬鹿が多い。クジラやイルカを殺す人間は死ぬべきだとか言ってる連中とかw

で、もうちょっと考えると、所詮「宗教」なんてまやかしにすぎないことに気づく。それが「レベル4」以上の段階、「仏教」の範囲だ。4以上の段階はむずかしくて私には理解できないが、少なくとも「レベル2」と「レベル3」は普通の人間ならクリアしていなくてはおかしい。特に世界中の宗教紛争や宗教団体の犯罪が毎日ニュースに流れている現代ならば。だけど現実には低レベルの宗教論争は続いているし、そもそも「レベル3」に到達していない奴も多い。新興宗教が儲かるのはこの「レベル2」の人間がいつでも一定数いるからかなw

政治献金と葬式仏教

あまり政治には興味がないが、ちょっと気になったので。

政治改革のカギを握る、当世「ネット献金」最新事情」という記事を読んだ。

要は、

1.ネット献金システムが日本では受けいれらない(クレジット会社が及び腰)。
2.「共和党か民主党か」を小学生にも討論させるアメリカとの文化の違い。

につきるのだろう。もっともな記事だし、さらっと読めば納得してしまう。

だが、私はあえてこういう。

1.アメリカのクレジットシステムは、単なる貧乏人からの搾取システム。
2.政治家なんてみんな糞。信用しないのが当たり前。だからそんなものを小学生に教えるほうが間違い。


また、タイトルで「葬式仏教」と書いた理由は次のとおり。

1.普通の日本人は、政治家や宗教家が自分と同等、あるいはもっと悪い生き物であることを先天的に知っている。前にも書いたが、坊主は良くて地獄、普通は天狗道に堕ちることが決まっている。だが、これは決して坊主(や政治家)を軽蔑しているわけではない。葬式や法事(や選挙)のたびに金を出し、一般人には予想できない苦しみを、万が一にも坊主(や政治家)が救ってくれるのなら、保険として払ってもいいじゃないか、と思うのが日本人だ。

2.献金文化は、少なくとも現在の日本にはない(一般的でない)。「献金」を集めて女を買っているアメリカの宣教師には当然「献金」は飯の種だろう。しかし、「献金文化」がない日本の坊主だって食わなきゃなんないのだから、てっとり早く「死」という人間なら避けては通れない問題を飯の種にするのは仕方ない。観光寺院はいいけどね。

うまくまとめられないが、少なくとも(個人の善意による?)「献金文化」がキリスト教(プロテスタント?)由来の文化であって、決して世界共通の価値観に基づくものではない、ということは声を大にして言いたいと思う。世界共通の価値観なんてあるわけないんだがw

献金で成り立っているLinux やWikipedia(今はもう善意の献金に頼っているわけではないのかも)にはお世話になっているし、オヤジやそれ以前の世代は、キリスト教的社会奉仕精神によって救われた事実があることは分かっている。また、個人的には政府や政治家にネットを活用してもらって、使われない道路に出している金を、IT技術者のほうに回してほしい。だけどね・・・

罵倒、反論大歓迎です・・・

薔薇十字仏教

大分前に六本木の青山ブックセンターで買った本。
西川隆範著だ。

最初は仏教全般、特に日本仏教の解説。これはごく普通で参考書として読める。

それからがちょっと面白い。仏教はインドから東だけではなく、西にも伝わっており、キリスト教の誕生にも関わっているというのだ。

ただし、書き方はあくまで冷静で、いろいろな資料(史料)に基づき論理的に書かれているので、私のように呪われている人間でなければ信じてしまうかも。

「薔薇十字仏教が仏教でないというなら、大乗仏教だって原始仏教から見れば仏教ではない」
「だが、大乗仏教は価値あるものである。それと同じように薔薇十字仏教も価値あるものなのだ」
「真実を求めるなら、原理主義者になるか、あるいは新しい境地を求めるかだ」

うーん、納得してしまいそうだ。特に最後。

今現実にある新興宗教団体って、原理主義かトンデモかのどっちかだもんな。たぶん、そういうほうが純粋な人の気持ちを引き付けるのだろう。私はダメだがw

天台宗と真言宗

産経新聞のニュースによると、天台座主が高野山を来月公式訪問するらしい。以下引用。

"真言宗の総本山、高野山金剛峯寺(和歌山県高野町)で来月開かれる行事に、天台宗の半田孝淳(こうじゅん)座主(ざす)が参拝することが分かった。天台宗トップの高野山への公式な訪問は、日本に真言宗、天台宗が伝わった平安時代以来初めて。1200年間を通じて初めてとなる歴史的な参拝をそれぞれの事務方では、「相互理解のためになる」と歓迎している。"

今までずっと行き来がなかったのか・・・
もっとも私的にはあったらしいが、公式記録上は一回もないそうだ。
高野山座主のほうも、平成17年の比叡山開宗1200年行事に参加したことがあるだけらしい。

比叡山は三井寺とはやたら戦っていたが、現在の関係はどうなのかな?

そういえば、昨年の三井寺展の初日か前日に、高野山座主が訪れてたというニュースを見た気がするから、高野山と三井寺の間には特に問題はないのだろう。
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