シャープがとうとう人員削減に踏み切るらしい。もちろんリストラはやむを得ない。が、おそらく、というかほぼ確実に間違った人員削減をするだのだろう・・・

私自身はLYNXで懲りたから、シャープの製品は一生買わないし、潰れたって構わない。が、そのLYNXのOSアップデート問題にしても、なんとか実現しようと頑張っていた現場の意向を無視し、「売れ筋の商品開発を優先しろ、そんなマイナー機種はどうでもいい、『仕様』ということで誤魔化せ!」というバカ重役の判断によって取りやめになったらしい。twitterでの噂ばなしだから本当かどうかわからないが、いかにもありそうな話ではある。私も昔は某大手IT土方企業にいたから想像できる。本当は、マイナー機種だからこそ、それを買ったユーザというのはマニアや専門家であることが多く、怒らせたら一般ユーザより怖いのだ。そんなこともわからなくてよく重役が務まるものだw

そう、今の日本企業の悲惨な状態を招いた責任は、まず重役、次に管理職、いちばん責任がないのが現場の開発者だ。が、重役や管理職といった連中は保身だけはうまく、というか保身がうまいやつほど出世するのが日本企業だからめったに首になることはない。そうして首を切られたり、嫌気がさして自分からやめていくのは現場の人間。現場にも優秀なのとダメなのがいるだろうが、優秀な方は中国や韓国に奪われて日本企業を苦しめる側に回り、またさらなるリストラが必要になる。地獄のループであるw

さて、この地獄からどうやって抜け出すか? 重役や管理職が気づいて腹を切ればいいのだが無理だろう。となれば潰れるまで突き進む、つまり「堕ちるところまで堕ちる」しかない。敗戦後の日本でそう叫んだのが坂口安吾。そういう意味でバブル崩壊は本当に第二の敗戦だった。しかも第一の敗戦よりも回復に手間取っているからな・・・ 最後の望みはやはり「東京大震災」かもw