究極の傍観者

歴史、文学、宗教など人文科学系情報を中心にしようとは思っていますが、それ以外のことも書きます。人間のすることはみんなどっかでつながっていますから。記事内容に関するコメントやトラックバックはご自由にどうぞ。

ウルティマ

ゲームで覚えた英単語

"stable"の二重の意味について、一応英語関連の職についている知人に聞いてみたのだが、「馬小屋」の意味の方は知らなかったそうだ。確かに、「安定的」という意味の"stable"のほうが一般的だとは思う。

私は相当前から、「馬小屋」の方の意味も知っている。ウルティマシリーズに出てきたから。日本語版をプレイしたのだが、ゲーム世界内の馬小屋の看板に"STABLE"と書いてあったので覚えた。

確か"dexterity"という単語を知ったのもウルティマだ。RPGでおなじみの能力値の振り分け、「強さ」、「かしこさ」、「器用さ」などの
「器用さ」である。確か画面上ではそれぞれ、"STR", "INT", "DEX"となっていた。ウルティマの世界だと「敏捷性」と訳されているかも。

MorrowindやOblivionをプレイして、"loot"という単語を覚えた。これもあまり普段は目にしない単語だが、ゲームの世界では重要な単語だ。もちろんKingdoms of Camelotでも使われている。要は敵を倒したりダンジョンを攻略して得られる宝物のことだ。日本語だと「略奪物」とか「鹵獲(ろかく)品」なのだが、日本のゲームをプレイしたり攻略本を読んだりしても、「略奪」という文字を見かけることはあまりない気がする。

このへんの感覚の差が面白い。確かにアメリカのゲームだと「略奪」という感じがする。殺伐としたゲームが多いので・・・ しかし、ドラクエのダンジョンで宝箱を発見することも"looting"というのだろうか?  

もっともドラクエの世界では、民家のツボとか勝手にたたき割うことができるが、あれは確かに略奪かもしれないw ちなみに、ウルティマやMorrowindの世界でそのたぐいの行為をすると、すぐに衛兵が飛んでくる・・・

そういえば、ちょうどDQ9を遊び終えたところなので(クエストが数件残っているが)、英語版DQ9でもやってみようかな・・・ 日本のゲームの英語版をプレイしたことがないから。



おまけ。"stable"と聖書について調べてたら、こんなページが見つかった。なかなか面白い。

イエスは馬小屋で生まれたか





ナスとナス科の話

今日(正確には昨日8月3日)、菩提寺で行われた施餓鬼会法要に行ってきた。要はお盆の儀式だ。

日本でお盆といえば「キュウリとナス」だ。今日の法要でも施餓鬼棚にはちゃんと載っていた。いろいろ理屈はあるだろうが、結局は日本の夏の代表的な野菜だから採用されたというのが真実だろう。

ところで、普段外食が中心だと、キュウリは結構口にする機会が多いのに対して(サラダ、漬物、梅キュー、のり巻きなど)、ナスを食べる機会はあまりない。もちろん麻婆茄子、焼きナスなど、決して皆無ではないのだが・・・

子供のころ、やはり夏から秋のころだったと思うが、ナスは身近な食べ物だった。漬物はもちろん、味噌汁の具としてもポピュラーだった。そもそも近所(世田谷区内)でもナスは栽培されていた。ただし、子供のころはナスはあまり好きではなかった。そう考えるとナスが最近人気がないのは、「子供の舌」をもつ大人が増えたせいなのかもしれない。ステーキよりハンバーグ、ビールより梅酒ロックという時代だし・・・

ついでに、「ナス科」についても調べてみた。ジャガイモやトマトがナス科の植物であることは大昔習った気がするし、ピーマンやトウガラシ、ホオズキがトマトの親戚だということも形から想像が付く。が、タバコやチョウセンアサガオもナス科だったとは!

要は、ある種の毒(場合によってはそれが魅力ともなる)を持つ植物がナス科に多いらしい。極めつけが、RPG、特にウルティマでは有名な薬草「マンドレイク」である。これもナス科だ。どうでもいいが、ウィキペディアの記述には、多くの日本製RPGがマンドレイク関連として挙げられているが、肝心のウルティマがない。ゲーム好きで、ウィキに記述するほどの意欲を持っているのなら、多少はアメリカのゲームもプレイすべきだ・・・

さすがに英語版Wikipediaにはちゃんと記述がある。私が好きなOblivionのことも出ていたので抜粋。

In the Ultima series, Mandrake roots serve as a rare reagent needed to cast the most powerful spells.

In The Elder Scrolls IV: Oblivion, Mandrake plants are scattered throughout the game world, and the roots can be harvested for use in alchemy. Mandrake roots provides cure disease, resist poison, damage agility, and fortify willpower effects.

ところで、どうして「ナス」の話からゲームの話になったんだろうw 

日米ゲーム攻略本の質の差と電子書籍端末事情

最近はネット上の攻略サイトが充実しているので、ゲーム攻略本の売上も厳しくなっていのではないだろうか? 少なくともここ数年間私は買っていない。同時期にゲームソフトは数本買っているのだがw

とはいえ、攻略本自体がこの世から無くなったわけではない。日本の攻略本の歴史は、既に30年を超えているようだ。

ちょうど手元に、19年前に手に入れた攻略本がある。ウルティマ5の攻略本である。今アマゾンをチェックしてみたら、なんと9,800円(ちなみに定価は1,800円)の値段がついている。こんな高い商品なのに写真を付けないとは・・・



(一応自分の蔵書の写真も付けてみた)
CAIE1T9M


私は「本を大事に扱わない主義w」なので、自分の蔵書には9800円の価値はないが、別に今でも読むのには差支えない。A5版なので、ポケットには入れられないが、カバンの隅に忍ばせておいて暇なときに読んだり、ベッドで寝転んで読むことが可能だ。ゲーム攻略本に限らず、日本のほとんどの書籍は、「どんなところでも読める、何年経っても読める」のが当たり前だ。が、アメリカの本はそうではない。

アメリカにも攻略本なんてあるのか、と思われる方もいるかも知れないが、ちゃんと存在する。私も二冊持っている。MorrowindとOblivionの攻略本だ。二冊とも、中身の情報自体はとても充実しているのだが、無駄にでかい(27.4 x 21.6 x 2.5 cm)ので、気楽に読むわけにはいかない。もちろんマップ情報等、図表が多いから大きいサイズになってしまうのだろうが、薄い良質の紙を使ってレイアウトを工夫し、上下巻に分けるなどすれば(日本のゲーム攻略本はそうしている)、A5版程度にできるはず。ゲーム攻略本に限らず、アメリカの本はたいてい馬鹿でかくて紙の質が悪いことが多い(日本のゲーム攻略本の中にも、紙や製本の質が悪いものは相当あるが、サイズだけはコンパクトだ・・・)。



日本では失敗だった電子書籍端末が、アメリカではもてはやされている最大の要因は、「アメリカの(紙の)本の出来が悪い」からではないか? もちろん流通の問題も大きいのだろうが・・・

私は電子書籍端末にはまるっきり興味がない。だからといって、「テキストのデジタル化」に興味がないわけでなく、できればすべての書籍を単純なテキストデータとして提供して欲しいと思っている。ただし、「テキストデータ(=デジタルデータ)」は、「コピーや加工や検索が容易」だからこそ価値があるので、著作権保護などのために変な制限が付いてしまうぐらいなら、紙の本で構わない。

「テキストデータを自由に流通させてしまったら著作者の権利はどうなるのか?」という問題は難しすぎて簡単には結論が出せない。漠然とした考えはあるのでそのうちに・・・

RPGとgoogleに関するつぶやき

イオロとストーンズ

ストーンズって言えば普通ローリングストーンズだ・・・

でもウルティマファンにとってストーンズといえばこれ・・・




まあブリティッシュであることには変わりない・・・
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