究極の傍観者

歴史、文学、宗教など人文科学系情報を中心にしようとは思っていますが、それ以外のことも書きます。人間のすることはみんなどっかでつながっていますから。記事内容に関するコメントやトラックバックはご自由にどうぞ。

一般

蕨から西川口まで、ついでに川口駅

4月29日の記録。

池袋北口から板橋方面が中華街化しているのはだいぶ前に気づいたのだが、噂によると西川口はもっとすごいらしい。西川口といえばアレしか思い浮かばないのだが、実は未だに行ったことがないので探検してみることに。

西川口が中華街化した理由は蕨の団地が原因という話も聞いたので、とりあえずJRで蕨駅まで。この駅で乗降するのものはじめて。とりあえず西口から散策。確かに外国人も多いようだが思ったほどではない。昭和を感じさせる飲食店も結構残っていていい雰囲気。

続けて東口。こちらは再開発が進んだらしいが、ちょっと裏手に入ると怪しげな一角が。きっと昔はもっと面白いところだったのだろう。

また西口に戻って線路沿いに西川口方面へ。沖電気のシステムセンターを超えたあたりで線路沿いから離れて県道110号。そのまま進むと風俗街。別に西川口から風俗店が無くなったわけではないらしい。

西川口駅到着。確かここは中華街。羊串は都内でもよく見かけるが蚕串もあちこちの店に。歩いている人もほとんど外国人、しかも観光客ではない。中華料理だけでなく焼き肉屋やタイ料理店もある。

東口側はわりと普通だが、それでもフィリピンパブとか中国人向けカラオケ店とか。まだ宵の口なので静かだが、深夜はもっと面白いところなのかも。

どこか喫茶店で一服、と思ったが手頃な店がないので、一駅電車に乗って川口。この駅は30年以上前に一回利用したことがあるはずだがほとんど何も覚えていない。西口側を一周りして休憩してからまた電車、赤羽で埼京線乗り換えで新宿。「浪漫房」。

「あたり芋」と阿呆グーグル

青空文庫で泉鏡花の「深川浅景」を読んでいると、

然《しか》も頬骨《ほゝぼね》の張《は》つたのが、あたり芋《いも》を半分《はんぶん》に流《なが》して、蒸籠《せいろう》を二枚《にまい》積《つ》み、種《たね》ものを控《ひか》へて


という記述があった。はてさて「あたり芋」とはなんだろう? 蕎麦屋のつまみだからジャガイモやサツマイモのはずはない、おそらく山芋料理だろうが確信が持てない。

とりあえず検索してみる。まず普通に「あたり芋」で検索してもまったく役立たない。最近のgoogleは馬鹿すぎる。引用符付きで検索するとやっと「キザミ芋・あたり芋」という用例が。入ったことはないが有名な店だ。やはりヤマノイモの料理らしい。

今度は「"泉鏡花" " あたり芋"」で検索。ようやくまともな情報が見つかる。同じ鏡花の「春着」にも「あたり芋」の用例があるようだ。注釈もある。
あたり芋 擂り芋。ヤマノイモの根をすりおろしたもの。醤油や酢で食べたり、とろろ汁にする。

よかった。やはり山芋だ。スルメ→アタリメの要領で「すり芋」→「あたり芋」なんだろう。もっともこれも推測。「"スルメ" "アタリメ" "すり芋" "あたり芋"」で検索しても何も引っかからない。が、おそらく間違いないだろう・・・

石井重美「世界の終り」


















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