11月3日の記録。

11月なので秋祭りはもう終わり。次の伝統行事といえば酉の市だが、ふと調べてみると谷保天満宮で「おかがら火」なる行事があるらしい。珍しいので出かけてみた。

寒いし出発時刻も遅かったので谷保駅まで電車。天満宮は駅からすぐ。

秋祭り(例大祭)と異なり、露店等はないが、開始時刻(18時)近くなので人は集まってきている。境内へ下る石段(神社の本殿や寺の本堂へは石段を登るのが普通だがここは下る、これも珍しい)で消防団員の人が通行止め。なんと木の枝に向かって放水している。火の粉がかかっても火事にならないようにするためだろう。あの木は確か鶏の住処だったはず、と思って石段上の方の木の上を見るとちゃんと鶏がいる。既に避難済みなのねw

境内では、「煮団子」なるものを無料で提供している。氏子さんのご好意だろう。せっかくなので頂戴する。要は具だくさんの水団(すいとん)だが、非常にうまいし体が暖まる。ただでこんなものを食べさせてもらって申し訳ない。昔の小説等ではこのような寺社における飲食物の無料提供のことを「ご接待」と言っているが、最近は聞かない言葉だ。そういえば、企業の「接待」が過去のものになって久しいが、「ご接待」とは本当はこういう善意のもてなしのことなのだ・・・

18時ちょうどに神主さんが祝詞をあげ、松明に火をつける。二つある薪の山の一つには神主さん、もう一つには背広を来た人(氏子代表?)が点火。すぐに景気よく燃え始める。言葉では説明しずらいので動画を紹介。昨年の動画だが、今年もほぼ同じ進行だった。



一時間ほどのんびり見物。途中何回か消防団員の人が木に放水。確かにこれほど勢いがよい火だと放水しないと危険だろう。だいぶ火が弱くなったところで神社を後にし、谷保駅に戻る。本当は立川ぐらいまで歩くつもりだったが寒いので、電車で立川、中央線で神田、京浜東北で有楽町。またまたBaden baden。最初はめちゃ混みだったが閉店時間近くは空席が目立つ。寒いからかな・・・