あの坂本龍一教授が、クラブの深夜営業規制の根拠となっている風営法改正を求める運動を行なっている。教授の「反原発思想」には賛成できないが、「お上の規制」は大嫌い(本当は売春や民営賭博だって合法化すべきと思っているw)だから、素直に署名しておいた。Web署名だから役立たないかもしれないが・・・

「ダンス飲食店(ディスコやクラブなど)」が風営法の規制対象になったのはかなり前のことらしい。が、「深夜営業規制(深夜0時以降から日の出まで営業禁止)」は1984年風営法改正(施行は1985年)の後のことのはず。というのはそれ以前は他の風俗店だってみんな深夜営業していたから。ポーカー喫茶のようなグレーな店はもともと法律なんて無視しているから別として、健全なゲームセンターだってちゃんと届出している性的風俗店だって深夜の営業は当たり前だった。

1984年といえば私は十九歳。しょっちゅう朝までゲーセンで過ごしたり、たまには特殊なマッサージ(w)を受けたりしたものだ。少なくとも法的には問題なかった。問題あったとしても時効だが。

あの「ノーパン喫茶」がなくなったのもこのころだ。確か下北沢にちょっと気になるお店があって、「そのうち覗いてみよう」と思っていたらなくなっていた。やりたいと思ったときにやり、行きたいと思ったときに行かないと後悔するよ、若者たちw

というわけで、1984年の風営法改正はかなり社会を変える(悪い方向に)法改正だったようだ。面白いのは、こんな「管理主義的」な法改悪が、あの「1984年」に行われたことである。偶然の一致だとは思うけどw

「1984年」は、今は世界を制覇しているアップル社がMacを売りだしてIBM(とまだ弱いマイクロソフト)と戦おうとしていた年でもある。が、そのアップルも今は体制側、規制推進派で、エロいアプリはAppStoreに出せない。世の中の移り変わりって激しいね・・・