ちょっと古いニュースだが、「平田被告、最近までマントラ」という記事がある。
オウム真理教元幹部平田信被告(46)=公証役場事務長に対する逮捕監禁罪で起訴=をかくまったとして、犯人蔵匿罪で起訴された元信者斎藤明美被告(49)が「逃走中、平田被告は最近までマントラ(呪文)を唱えて生活していた」と話していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。

この文章に、「平田被告は今でもオウム信者だ」とでもいうようなニュアンスを感じるのは私だけだろうか?

が、「マントラ」はなにもオウムの独占物ではない。単に「マントラ=真言」なんだから、普通(?)の密教修行者だって唱えるだろうし、「麻原への帰依はやめたがチベット仏教の信仰を捨てたわけではない」という言い訳だって成り立つ。もちろん出頭自体が麻原の死刑執行を少しでも遅らせるための戦術なのかもしれないが。

もしかすると、「宗教とか信仰」とかにはまったく関係なく、「平田被告はウルティマが好きなだけ」ということもありえるw 逃亡中はずっと家に篭っていたらしいから、ゲームマニアであってもおかしくはない。というわけで「ウルティマ4」で初登場した8つの徳のマントラを紹介しよう。その後も9までマントラ自体は変わっていない。オンラインでどうなのかは知らないが・・・
誠実 AHM
慈悲 MU
勇敢 RA
正義 BEH
献身 CAH
名誉 SUMM
崇高な心 OM
謙譲 LUM

ここでまたチベット仏教の話に戻る。観音菩薩のマントラは「オム・マニ・ペメ・フム」。ローマ字で書くと、"Om Mani Padme Hum"。なんとなくウルティマのマントラに似ている。もちろんロードブリティッシュは知っててやったのだろうけどw