8月21日の記録。

21日は弘法大師の縁日。京都東寺の弘法市は何度も見物しているが、大阪四天王寺の弘法市は未体験。そもそも四天王寺(和宗)は天台系のはず、なんで弘法市なんだろう、と思ったが、和宗は「宗派にこだわらない宗派」らしい。四天王寺自体も久しぶりなので二泊三日の最終日は大阪見物に当てることにした。

ホテルをチェックアウトしてJR新快速で新大阪。コインロッカーに荷物を入れて御堂筋線で天王寺。天王寺駅は工事中。確か前回も工事中だった。駅の工事に時間がかかるのは東京も大阪も同じなのだろう。

四天王寺に向かう人、すでにお参りを済ませて戻る人、どちらもかなり多い。が、ほとんどがお年寄り。以前もそうだった。最近は東京の浅草寺や深大寺でも若い人が増えてきたのだが、四天王寺は昔のままだ・・・

境内は骨董品を扱う露店だらけ。東寺の弘法市よりも店の数は多いかも知れない。ただしそれほどの賑わいではない。もっとも午前中はもっと混んでいたのかもしれない。お年寄りは朝が早いから。

境内をひと通り見物。元三大師も親鸞聖人も弘法大師も同じ境内。なかなか楽しいところだ。二時間ほど散策して、参道の「深川」という蕎麦屋で天ぷらそば。この店には以前も入店したことがある。安いがわりとうまい。

天王寺公園内の歩行者用道路を抜ける。すでに路上カラオケ店はない。そのせいかあまり人が歩いていない。東京も大阪も清潔病患者だらけ。大阪には頑張って欲しいのだが・・・

在りし日の路上カラオケ。歌はひどいけどw

ジャンジャン横丁は賑わっている。観光客が多い。私が大阪に住んでいるころは、新世界の串かつ屋の客はみな肉体労働者だったのだが・・・ 

久しぶりに阪堺電車に乗りたくなった。特にあてはないが、大阪の晴明神社には10年ほどご無沙汰しているのでお参りすることにした。道はよくわからないがとりあえず天神ノ森駅で下車。駅周辺は西成区で、なかばスラム街みたいなところもあるのに、ちょっと坂道を登って阿倍野区に入ると高級住宅街。落差が激しい。途中、阿部野神社に立ち寄ってから晴明神社。神社も周辺も、以前より小奇麗になった気がする。

聖天坂駅まで歩いてまた阪堺電車。オタロードを通って難波まで。難波付近も観光客が多い。放射能汚染された東京を避け、大阪を選ぶ人が増えたからなののか、あるいは九州新幹線の開通したためか。とにかく以前より観光客が増えているのは間違いない。ただし、賑わっているのは安い店かチェーン店。ある意味渋谷と変りない・・・

18時過ぎまでなんば近辺を散策して、地下鉄で新大阪、新幹線で東京に戻る。「暑くない」夏の京都や大阪は今回が初めて。さて来年は・・・、鬼が笑うかなw