たまたまtwitterで、革マルについてつぶやいている人がいたので思い出した本。



上下巻あって長いが、スラリと読むことが可能。内ゲバのシーンとかはちょっとグロいので耐性が必要かも。

この本では、いわゆる新左翼の誕生、そして革共同分裂にいたる道のりが多くの証言とともに解説されている。本来、「反帝、反スタ」という同一の目標も持っていた組織が、戦術論や組織論の違いから分裂し、互いを「権力の手先」と呼び合って終りのない内ゲバを続けるようになる。結局得をしたのは敵である国家権力と代々木だった・・・

今さらマルクスや革命がどうのこうのいったって意味はないが、この「分裂すると得をするのは敵」という真理自体はいつだって変わらない。日本国内で世代間や地域間で争っている場合ではない。アメリカや中国か喜ぶだけである。「反米・反中」で老いも若きも団結すべきだ。なお、代々木とはアニメーション学院のことではないのでそのつもりでw