1月4日の記録。

10年ほど前は、ほぼ二ヶ月に一回はどこかの寄席に出没していた。

最近は、年に一、二回。去年は正月に浅草演芸ホールに行っただけだ。文治師匠や柳昇師匠が亡くなってからなんとなくつまらなくなって・・・

でも、さすがにお正月には寄席に行きたいので、新宿末広亭(末廣亭)。落語芸術協会の正月公演。

もう仕事モードの人が多いためか、あるいは芸術協会の性格のためか、客は少なめ。ゆったりと落語が楽しめていいが、あまり正月気分ではない。獅子舞もなし。中トリはあの鶴光師匠による「犬の目」。上方落語を聞けるのはありがたい。

以前は一人、二人酔っぱらい客がいるのが普通だったが、みんなしずかに演目を楽しんでいる。末広亭も改装前は禁酒ではなかったはずだが、これも世の流れだろう。文治さんと酔っぱらい客のやりとりとか面白かったんだけどな・・・

トリは遊三師匠の「火焔太鼓」。きっちりとした落語。堪能したが、まったくお正月らしさを感じない正月初席だった。その後は新宿の世界の山ちゃんで手羽先とビール。ここも相当空いている。ただでさえ不景気なのに今年の暦は・・・