いくら私が年寄りだといっても東條英機本人を知っているわけではない。ただ若干縁がある。

一つは通っていた小学校の近くに東條英機の私邸があり、その近くでよく遊んでいて、一回家の中に招き入れられたことがあること。これはだいぶ前に記事に書いた。「用賀の思い出」。最近の私邸跡の様子はこちらの記事「桜新町一丁目と用賀一丁目」にも書いた。

もう一つは、東條英機の孫(ひ孫かもしれない)と自称している人と職場が同じだったこと。名前を直接書くとまずいかもしれないので、その人の名前が書かれているページを紹介しておく。このページには私の本名も書いてあるのであおいこだろう・・・

ここで本の紹介。この本は今年の早稲田の古本市で買った。これは正真正銘東條英機の孫娘が書いた本である。もちろん用賀の私邸の話も出てくる。



読んでみた感想は、「やっぱり真面目すぎる人間というのは困ったものだ」ということだ。これは東條英機だけでなく、この本を書いた東條由布子氏にも当てはまることだと思う。正しいことを真面目にやるだけで成功するほど世の中甘くない。日本国内でならともかく、外国とやりあう(もちろん戦争も含む)ためにはもっとずるがしこくなる必要があるはずだ。

誤解されると困るので断っておくが、私は大東亜戦争は聖戦だったし東京裁判なんて茶番だったと思っている。また誰だって失敗することはあるのだから、戦争に負けたことに関して東條英機を責める気もまったくない。ただ、考えるべきは「どうして負けてしまったか、次はどうしたら負けないか」ということだ。そういう意味ではこの本はあまり役立たないかもしれない・・・