汐見橋」の記事が長くなりすぎ、「がばちょ」について書けなかった。

「がばちょ」とは、汐見橋にある和食屋の名前だ。今回の散歩でもちゃんと健在なのを確認してきた。なんとなく気恥ずかしくて店には入らなかったけれど。

もう15年以上前、週に一回以上この店を利用していた時期があった。各種のおかずがカウンターにおいてあり、それとご飯で食事をしてもしいし、酒を飲んでもいいというスタイルだった。もちろんカウンターにおいていないメニューもたくさんあり。味噌汁なども一杯ずつ丁寧に作ってくれた。ご主人も奥さんも本当に上品な上方の人間という感じだった。この口コミを見る限り、今も変わっていないようで安心だ。

「がばちょ」の確かすぐ隣の、かなり年配の女性が一人で切り盛りしていた深夜営業のお好み焼き屋にもよく通った。さすがにこのお好み焼き屋は見つからなかった。ここの女将さんも本当に品のいい人だった。

東京にいると、どうしても漫才師風か暴力団風の関西弁しか耳にする機会がないが、本来の上方の言葉はとても美しい。米朝さんの落語のように。