ほんとうは「散歩記録」のほうの続きを書くべきだが、ふと思いついたのでこっちを先に。

以前から、「初音ミク」の「初音」は、源氏物語と関連があるのではないかと思っていたのだが、いまだにそのことを記述したページが見つからない。探し方が悪いのか、検索エンジンが悪いのか、誰もそんなことを気にしていないのか・・・

少なくともWikipediaの「初音ミク」のページと「初音(源氏物語)」のページとの間にリンクは張られていない。後者のページから引用。

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「初音」(はつね)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第23帖。巻名は明石の御方が明石の姫君に送った和歌「年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ」に因む。

江戸時代の教養人の子女は『源氏物語』を初音(はつね)から学んでいった。三代将軍三代将軍徳川家光の長女千代姫(当時数え三歳)の婚礼調度の一つ、国宝「初音蒔絵調度」は、初音の巻に取材したものである。
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誰かこの「年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ」を初音ミクに歌わせた人はいないのかな、たぶんいると思うんだけど。

ところで、源氏物語は原文も現代語訳もWeb上で読むことが可能だ。

源氏物語の世界

このように役立つWebページを作っている文学系の研究者は珍しい。もっとも理系の研究者だってあまり研究結果を公開はしていない。みんな文科省から税金もらってるんだから、ちょっとは還元するべきだ。