蟹工船は中学のころ読んだ。三十年ぐらいまえか。
海に生くる人々は九年前に青空文庫で読んだ。

似たようなテーマなんだけど、海に生くる人々のほうが登場人物の個性がよく描かれていると思う。

個人的には、船中の食事のシーンとか、港湾労働者が食べる馬鹿でかい握り飯のシーンが好きだ。作者が知ったら嘆くだろう。


ちなみに同じ作者の「淫売婦」はかなり悲惨。度胸ある人だけ読んだほうがいいかも。

よく検索してみたら、みんな同じ感想を持っているようだ。当然かも。
一番まとまっていたブログはここ。
http://www.jmam.net/blog/archives/2204.html