究極の傍観者

歴史、文学、宗教など人文科学系情報を中心にしようとは思っていますが、それ以外のことも書きます。人間のすることはみんなどっかでつながっていますから。記事内容に関するコメントやトラックバックはご自由にどうぞ。

2010年08月

散歩記録:平城宮跡見物

8月28日の記録。

今日は今回の主目的、平城遷都1300年祭見物。実は平城宮跡は初めて。近くには何回か行ったことがあるはずなのだが・・・

近鉄特急で西大寺まで。昨年も西大寺駅まで来ている。秋篠寺を訪ねるためだ。わずか一年の間に駅構内と駅周辺がすっかり変わった。構内に土産物屋やその他の商店ができ、駅周辺の個人商店はすっかり消えて道路が整備されている。今回の祭りに合わせたのだろう。

西大寺駅のことはよく知っている。なにせ私が大阪に住んでいた1991年から1995年のあいだ、平日はほぼ毎日利用していたから(難波から高の原まで通勤していた)。あのころ利用した飲み屋や飯屋はどうしてしまったのだろう・・・

西大寺から平城宮跡まではシャトルバスが往復している。暑いのでバスを利用するつもりだったが、あいにく出発したばかりで炎天下で15分も待たなくてはならない。どうせ暑いなら歩くほうがマシ。歩いても10分程度だ。

到着後まずは平城宮跡資料館を見物。奈良時代の貴族の食事の展示が面白かった。なんと生牡蠣まで食べていたらしい。伊勢あたりから持ってきたのだろうか? 

資料館の中で、天平時代のコスプレをした女の子たちを見かけた。写真を撮りたかったが、別にプロではなく単なる観光客のようなので遠慮した。衣装を貸し出しているらしい。

その後、大極殿、遺構展示館、東院庭園、朱雀門と一通り見て回る。炎天下を歩き回るなくてはならず、とてつもなく暑いので途中で何回も給水。水分を取らなかったら確実に熱中症で死んでしまう。

この平城宮跡会場に入るのも、各展示を見物するにも一切金はかからない。もちろんタダはありがたいのだが、多少は入場料を取り、そのかわりもっと会場を整備するべきだとも思う。せめて直射日光を浴びずに会場内を移動できるようにして欲しかった。「真夏には誰も来ないだろう」とタカをくくっていたのかもしれない。

会場内の食堂は混んでいたので、今度はシャトルバスを利用して西大寺駅に戻る。どこかで軽く蕎麦でも、と思ったが、なにせ店がない。ちょっと歩いて「ならファミリー」の蕎麦屋「どん兆」で冷やし五目蕎麦。汗を大量にかいたので蕎麦汁がうまい。

近鉄奈良線で奈良駅まで。長くなったので続きはまた。

散歩記録:相国寺、阿弥陀寺、京都国際マンガミュージアム

8月27日の記録。



また関西旅行。奈良に行くこと以外は特に目的を決めていない。できれば大日盆も見物したいが、情報があまりないので「縁があれば」という程度。結果からいうと縁がなかったw 大日如来に見放されているらしい・・・

新幹線で京都駅まで。車内で「澁澤龍彦の古寺巡礼」を読みながら、「相国寺と阿弥陀寺」にはまだ行ったことがないし、場所も手頃なので訪問することにする。14時ごろ京都駅着。荷物をホテルに預けてから地下鉄で今出川駅。散歩開始。

相国寺では美術館だけ見物。面白いが特筆することはない。その後適当に歩いて阿弥陀寺を発見。こじんまりしたお寺で観光客もいないようだが、実は興味深い寺である。織田信長を最初に葬ったお寺だから。

寺内には特に案内もないし、観光寺ではないので受付もない。本堂の扉も閉まっている。どうしようかと思ったが、墓地があるので入ってみると、簡単に目的のものが発見できた。

織田家一族の墓
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森蘭丸の墓
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森蘭丸の墓があるのだから、歴女や腐女がたくさんお参りにきてもおかしくないのだがw

出町柳に出て蕎麦屋で「冷やし山菜」。京都御所を抜けてマンガミュージアム。今回の訪問でたぶん五回目ぐらい。特別展はフィギュア特集。私自身はフィギュアにはあまり興味はないが、展示がツボを押さえているので分かりやすい。村田蓮爾を初めて知った。なかなか凄い絵だ・・・

その後はいつものように河原町や先斗町界隈を歩いてから夕食と酒。途中せっかく買ったLYNXでブログ更新を目指すも、写真がうまく送信できなかった。いや実はちゃんと送信出来ていたのだが、リンクがおかしくなっていた。LYNXに関してはいろいろ不具合を発見したのでそのうち記事にする予定。

太麺堂々「醤油豚骨」



「チキンラーメンどんぶり太めん」がそこそこよかったので、長いこと敬遠していた「太麺堂々」にも挑戦してみた。

これはあまりいい出来ではない。決してまずくはないが、スープと麺のバランスが良くない気がする。豚骨醤油というと中細麺を思い出してしまうからかも。 もちろんインスタントなんだから本物の真似をする必要はないのだが・・・ あ、よく見ると、「とんこつしょうゆ」ではなくて「しょうゆとんこつ」だw

とはいえ、「太麺アレルギー」は解消できたので、このシリーズの他の製品もそのうち食べてみるつもり。

松屋屋上の不動尊

写真投稿のテスト

地蔵盆と大日盆

今日は8月24日。関西では地蔵盆があちこちで行われていることだろう。去年は奈良西大寺で地蔵盆の準備をしているところを目撃した。もっとも22日の土曜日だったが・・・

東京では地蔵盆という風習はあまり知られていない。もちろんお地蔵さん自体はあちこちで祀られているし、「巣鴨のとげぬき地蔵」は有名だが、7月や8月の24日付近に、「地域の子供たちが集まる」ような行事を見たり聞いたりしたことがない。もしかしたら、「地蔵菩薩」に対する感じ方が関西と東京では異なるのかもしれない。

もちろん、「地蔵菩薩は子供を救ってくれる」、という考え方は日本共通だと思うが、「地蔵盆」が「今まさに生きている子供たち」を対象にしているのに対し、東京で「地蔵」というと水子地蔵を思い浮かべることが多いし、辻にひっそりと地蔵様が祀られているところは、たいてい過去に交通事故や水難事故で子どもが死んだ場所だ。だから生きている子供たちはあまり地蔵様には親しみを感じないのかもしれない。「とげぬき地蔵」も年寄りのメッカだし・・・

とはいえ、いくら東京生まれでも「お地蔵さん」を見たことがない人はいないはず(もしかしたら最近はいるのかも・・・)。しかし、東京の街中に「天道大日如来」が祀られていることはまずないと思う。京都ではわりとよく見かけるのに・・・ ここらへんは歴史が違うからしかたがないのだろう。

その「大日如来」の化身の「不動明王」は東京でも有名で(深川不動、目黒不動等)、28日が縁日だ。化身の縁日が28日なので、とうぜん大日如来の縁日でもある。というわけで、7月や8月の28日付近には「大日盆」という地蔵盆に似た行事があるらしい。つい最近知った。もちろんこの風習も東京にはない。幸い今度の28日には京都を旅する予定なので、「大日盆」も見物するつもり。
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