究極の傍観者

歴史、文学、宗教など人文科学系情報を中心にしようとは思っていますが、それ以外のことも書きます。人間のすることはみんなどっかでつながっていますから。記事内容に関するコメントやトラックバックはご自由にどうぞ。

2009年09月

虚空蔵求聞持法(ぐもんじほう)とアカシックレコード

日蓮が虚空蔵菩薩に祈願していたことについは、前の記事で述べた。おそらく虚空蔵求聞持法だろう。もちろん空海もこの法を修している。新義真言宗の祖「覚鑁(かくはん)」もこの法を修したそうだ。膨大な量のお経を読むだけだって大変だし、それらを全部覚えるには特殊な秘法が必要なのだろう。

一方、いわゆる「精神世界」系(あまり良く知らないのだが)では「アカシックレコード」という語が良く使われるようだ。これもサンスクリットから来た言葉と書いてあるから、もともとインドにあった発想なのだろう。要は外部記憶ということかな。

たとえ天才だって脳の容量は限られているから、たとえ自分自身が経験したことだって、「すべて」を記憶することは不可能なはず。しかし、もしもどこかに過去のすべてのデータ(他人の経験したことも含む)が蓄積されていて、訓練さえすればそのデータを自由に引き出せるというならなら魅力的だ。過去のすべてのデータが利用できれば、頭のいい人なら未来を予測できるだろう。

ところで、インターネット(というか巨大データベースとネットワーク)の発達により、特に訓練しなくても相当量のデータを取り出すことが可能になった。もちろん本当の「アカシックレコード」ではないので、いくら検索したって見つからないことも多いのだが、便利になったものだ・・・

おまけ。日本でインターネットというかWebが世間に広まった1997年ごろ結構有名だった「週刊アカシックレコード」というウェブサイトがある。まだ続いているようだ。ずっとこのサイトのことを忘れていた・・・

久しぶりに読んだ本:「わかりやすい日蓮宗の御祈祷」

久しぶりに読んだ本:加持祈祷の本で思い出した本。宮崎英修監修。



とアマゾンへのリンクを張ってみたが値段が馬鹿高いぞ。間違えじゃないかな。私は380円で買ったんだが・・・

日蓮宗信徒向けの本だが、分かりやすく書いてある。特に中山法華経寺の荒行の様子、日蓮宗で信仰する菩薩や天部の解説が楽しい。あの加藤清正も信仰対象になっているとは知らなかった。大黒天や帝釈天、毘沙門天を祀った日蓮宗の寺にはお参りしたことがあるが、まだ清正様を拝んだことはないな・・・

その他参考情報:
・なぜか荒行の写真が学研シリーズの「日蓮の本」と共通。学研のほうが出版があとだから、学研が宗門に許可をもらって使っているのだとは思うが。

・日蓮も「虚空蔵菩薩」に祈願して知恵を身につけたらしい。

・日蓮宗だから、どんな祈祷も法華経に基づいて行われるし、護摩をたいたりはしないものの、その他の点は密教の祈祷に近い。日蓮は天台密教だけでなく真言密教も学んでいる(台密、東密、蓮密)。

ところで、学研の「日蓮の本」はそんなに高くなく、内容も重なっているところが多いのでお勧め。


ニュータッチ:チャーシューメン

チャーシューメンっていうほど肉が入っているわけではないのは昔から・・・さっぱりしてて好きなんだけど。



ところで、ニュータッチブランドの「ヤマダイ」は茨城の会社で、近年こそ関西地区でも良く売れているものの、本来東日本で強いとwikipediaには書いてある。が、私が大阪に住んでいた1991年〜1995年の間に、けっこうこの「チャーシューメン」を食べた気がするのだが・・・ もしかしたら似た味の別製品だったかもしれない。

「民主主義」はつまらない。

鳩山首相フリーメイソンの関係とか「友愛」の裏の意味とか書こうと思ったけど、既に多くのブログで語られているので省略。ちょっと面白いのはwikipdiaのこの記事。結局鳩山さんだってアメリカン〜

ところで、私は宗教は好きなのだが、政治にはあまり興味がない。極右とか極左(そういえばまだ中核派のオジサンたちはがんばっているらしいw)は、ある意味宗教なので心惹かれるのだが、「民主主義」ってなんとなくつまらない・・・

「宗教」の楽しさは、一言でいってその「物語性」だ。神話とか聖書とかお経とかマルクスの本とかって、先入観を持たなければそれなりに楽しく読める。「信仰や主義のために戦う」というのは映画やゲームの題材としても好都合だ。

もちろん「民主主義」だって実際はこの200年ほど流行している宗教に過ぎない(と私は思っている)し、フランス革命やアメリカ独立戦争の物語はそれなりに面白いんだけど、最近のアメリカや日本の政治はつまらなすぎる。古代ギリシャの民主制が失敗したように、現代の「民主主義」もそう遠くない将来に崩壊するんじゃないかな・・・

「gooあしあと」と「Yahoo ログール」

「あし@」サービスはダメだろう・・・で懲りたはずなのに、似たようなサービスをまた試してみた。

gooあしあと」と「Yahoo ログール」だ。

感想:
・どちらもほぼ使用感は同じ。

・「あし@」ほどではないが、自動巡回を使っているユーザが結構いるようだ。ただ、割と自然なアクセスに見える。いつの時代も詐欺師のほうが努力するw

・せっかく「足跡」をたどっていっても、目に付くのは常連の足跡(たぶん自動巡回ツールユーザの足跡)ばかりで、なかなか繋がりが広がらない。

・「足跡システムを利用しているユーザ」を検索する機能がない。これは自動巡回をやりづらくするためなのかもしれないが・・・

・両システムともまだ不安定。ときどき消えたり変な動きをしている。とくにgoo、なぜ2番目の記事だけ文字化けするのだ? ちゃんとeucを指定しているぞ!

結論:
「足跡」を利用してユーザが繋がる、というコンセプトは決して悪くないと思うが、まだまだだな、という感じ。将来的にはもうちょっと改善される可能性もあるのでとりあえずアカウントは残しておく。
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